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こんばんは。
お元気でしたか。
GAJINサンの夏号。櫻井サンの案内もあり、のぞいてきました。前回以上に作品があつまったようですね。ぼちぼち拝見しようと思っていますが、今回はあちらのbbsには書き込みはしないつもりでいます。ただSHOW ME サンについてはぼくじしん関わっておりますので、少々感想を記しておこうと思い伺った次第です。(カラめ ?!
まず感じたのが「なにか遠慮したんじゃないの?」ということでした。設定も筆使いもイマイチ「のびのび感」が足りないために、喚起力を弱めている感じがします。推敲作業はキチンと徹底してやりましたか? どうもそうは思えない箇所も…。少し例をあげてみましょう
伏線になっている最初の10行の文節は、テーマに触れる場面であり、読み手の関心をつかむ大切なくだりでもあるので、もっと印象的なイメージを構築できるように「描き方」を工夫したほうがイイですね。文章にもピンとした緊張感がほしいところ。
>私が知っているだけでもけっこう波乱万丈な−
これは表現になっておらず、読み手の脳裏にはなにも喚起されない。ここも具体的に踏み込んだ表現の工夫を
>どうやらその日、Kはいきなり仕事の都合で、いきなり出張に出なければ−
「いきなり」の続けざま。すんなり「Kは仕事の都合で急に出張に出なければ−」とすればスッキリします。「急に」は「不意に」でもいいですね
>その音がこちらに近づいて、そしていきなり止まって、止まったままになった。
またまた「いきなり」。その後にも出てくるので要注意。ここは例えば「その音がこちらに近づいてきて、ふいに止まった」−シンプルですが、このほうがなめらかで、インパクトがあります。
>「たつや、この人の面倒を、ちゃんとみるんだぞ。迷惑かけられるんじゃないぞ」とあべこべなことを子供に言って−
このセリフと一場面は、ささやかながら「意外性」を発揮して笑いを誘い、以下に続く流れをなめらかにしましたね。「いい按配」です。
そのあとの残された「私とたっちゃん」が2人で過ごすくだりは、小さな光景ではありますが、なかなかしみじみとして読ませます。クレヨンで絵を描いてみたり、一緒に買出しに行って料理を作ったり、ニュース番組をみたり ……。
一カ所だけ気になったのが↓この一文
>こんな夜中に帰ってきたKは、たっちゃんにとって、誇っていい父親である。
どんなに遅くなっても帰宅することを指しているのかどうか。子どもが心配だしカワイイし … だからどんなに遅くなっても必ず帰宅する父親、ということでいいのかな …。 冒頭の伏線から最後尾のオチまで一本の糸でつながっている点はとてもイイですね
…感想はこんなところです。
ときに、過去の掌編の中に、墓場か墓石のある場所に「座敷わらし」のような男の子が現われて、ふと消え、あれは「自分自身ではなかったか」と思って終わる−そんな感じの作品があったでしょ。あの類がSHOW MEサンの感性を一番発揮するような気もしますが …
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/4487/
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