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きましたよ。
素敵なHPですね。「蝿」と芥川ファルスについてのSHOWMEさんの書き込みを読んだとき、すぐに文学センスのよさを感じました。やはり・の感です。戯曲も書かれるんですねぇ。ぼくも数年まえ映画を想定した「真夜中に咲く花」という100枚ほどのシナリオを書いてみたんですが、詰めのプロットが決まらずついに未完のままお蔵入りしてます。(泣 SHOWMEさんの戯曲はプロットもディティールも安定している感じで、ぼくの及ばぬところです。
作家作品評のコーナーをみると十分な読書幅があって、なんか安心します。好みはぼくとけっこう似ているかもしれません。ページ内にもある織田作の「競馬」は金字塔で、一枝をめぐる2人の男の不確かな確執も、九州の競馬場での最後の勝負レースで出遅れたハマザクラのゴール前の猛然たる追い込みと勝利によって、なにもかもが吹っ飛んで一体化する目の覚めるような作品ですね。 あまり目立ちませんが、中篇「世相」も凄いですよ。「もし書くとしたらあの妹、と思いながら」というフレーズを最後の最後にもってこれるのは、天才的ですね。その妹は作品の中盤にたしか一回だけそれもほんの一瞬しか登場しないので存在をうっかり忘れて読みすすむんですが、印象に残るように描かれているため読み手の無意識下にはちゃんと記憶されていて、それがエンディングに突然登場することで意識レベルで閃くようにつながり、鮮やかな余韻を残す。こちらも見事です。それから、SHOWMEさんも触れている男性性の中にひそむ女性性については「六白金星」に何度かでてくる「ふと女心めいた頼もしさを覚えて」というフレーズによく表われていると思います。ぼくはこの作品も好きです。
紙面が増えてしまうので安吾は少しだけ。「風博士」「木枯らしの酒倉から」のあべべいファルスから「ふるさとに寄せる讃歌」「黒谷村」「紫大納言」「アンゴウ」といった初期作品群は、のちに「桜の森の満開の下」「夜長姫と耳男」「不連続殺人事件」といった観念美・シュ−ル・推理物へと発展し、さらには「白痴」「堕落論」「新日本地理」「安吾風土記」「安吾巷談」など才能を四方八方にいかんなく発揮してゆきました。また一方では、矢田津世子へ寄せるストイックな恋心がいじらしいほどの一途さで暗転したりと、かつて学校をさぼっては寄居浜の松林(昔いきました)に寝転がって風と空ばかり見つめていた少年は、戦前・戦中・戦後を怒涛のように一気に駆け抜けていきました。
大江健三郎については、書き込んでいただいた当方のレスにて少々触れてみましょう。でも大江作品はぼくよりもSHOWMEさんのほうが、ずっと読んでいるような感じですよ。 あ、そうそう、先日開設した新HPにきのうみなさんのリンクを張ったので、のちほどSHOWMEさんのリンクも貼っておきます。いいでしょ。この書き込みには新HPのURLをいれますね。まだまだこれからですが、お時間のあるときにでものぞいてみてください。
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/4487/
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